思い出に残っている人
借金は相変わらず減らないのでまた違う話を少しします。
ヒモみたいな生活をしてぶらぶらしていとき、一人の女性の家に居候していました。
出会ったの婚活か何かのイベントで、自分は会場のパシリみたいなバイトでした。婚活パーティーは色んな人がいます。結婚を真剣に考えて応募する人、とりあえずお金持ちを見つけたい人、好みの相手を見つけたい人、年齢も男女問わず色んな人が来ていました。
その人は確か自営業だったと思います。年は三十代。子供は欲しくないけど世間体的に結婚はしたい。相手の年齢も年収も問わないという少し珍しいタイプでした。見た目も美人だったので色んな人に声をかけられていました。どんな相手でもソツなく対応している様子を覚えています。
パーティーが終わり送り出しをしている時に声をかけられました。「君はバイト?」自分は「はいそうです」と返事をしました。
「じゃあ今度ご飯行こうよ」
一瞬何を言っているか分かりませんでした。自分はパーティーに参加した側でもないのに。しかもスタッフは連絡先の交換を禁じられていたので「そうですねー機会があれば。」と適当に返事をしました。じゃあ「これ名刺ね」とジャケットの胸ポケットに名刺を突っ込まれてそのまま帰っていきました。
自分から連絡をすることはなかったのですが、急に婚活の会社から電話が来ました。内容はその女性が自分に対してクレームを入れている。もう直接話し合え、という内容でした。
自分に何か不手際があったのかもしれないと思い、名刺の番号にすぐに電話をしました。
じゃあ「久しぶりー元気?連絡ないからこうするしかなかったーごめんねー」と言われ、自分は何が何かよく分からなくなりました。
ちょっと長くなりそうなので、続きは後日書きます。